シャトルランナー®

保管需要が年々増大する一方、新たな倉庫用地の確保は難しく、現場では「もうモノを置くスペースがない」との声も聞かれます。
しかし、既存の倉庫内を見渡すと有効活用されていない空間が存在します。
具体的には、上部空間のデッドスペースと人やフォークリフトの通路です。

多くの倉庫では天井まで十分な高さがあるにもかかわらず、パレットのバラ積みや2段積み、ラックの高さが低いなどの理由で天井付近に大きな空白（デッドスペース）が生まれています。
また、倉庫内では人やフォークリフトが安全に通行するための通路を確保する必要があります。
通路は作業に不可欠ですが、その分の床面積は荷物を置けないため、保管効率を押し下げてしまいます。

これらのデッドスペースは、活用できていない「宝の持ち腐れ」であり、本来なら保管容量の拡大に活用できる貴重な空間です。
限られた空間を最大限に活かすには、倉庫の「デッドスペース」と「通路の節約」に目を向けることが重要です。

シャトルランナーは、商品の大量保管において保管効率・作業効率を極限まで高めたラックシステムです。
移動ラックのような大掛かりな間口移動はせず、必要間口にセットした「シャトル」がパレットの入出庫搬送をするため、より高密度で大量の保管スペースを確保でき、保管効率を最大化します。

フレコン（フレコンバッグ）を平積みで保管している倉庫は特に効果的で、上部空間を活かして整然保管できるだけでなく、今まで複数人で行っていた「はい付け」「はい崩し」といった危険な作業も解消されます。

シャトルは使用する間口のレーンに移動することで運用が可能です。
入出庫フォークマンの数だけで運用することが出来るため、シャトルが1台あれば広い倉庫をフォークリフトで往復する回数も減り生産性の向上や、人件費の削減にも効果を発揮します。
連続入出庫機能も搭載されており、ボタン一つで作業を止めることなくスムーズな運用を行うことが可能です。

ローラーコンベアなどのストレージラックでは、運用の利便性の高さがある中、傾斜ローラーによるパレット同士の衝突、荷崩れ、ラック内部での停滞などによるトラブルの可能性があります。

シャトルランナーは傾斜が一切必要としない為、それらの心配がありません。

また、シャトルランナーは先入れ先出し、先入れ後出しの両方に対応可能です。※事前に運用方法をお伝えください
お客様の運用に最適なレイアウトをプランニング、ご提供します。

【STANDARDモデル】
一番ベーシックなタイプです。
常温倉庫用のモデルと、冷凍倉庫用のモデルがあり、冷凍倉庫用モデルは-25℃まで対応が可能です。
リチウムバッテリーを採用しており、使用しない時間に予備バッテリーを充電いただくことで作業を止めることなく
運用いただけます。

【CUSTOMモデル】
食品メーカー向けの錆・湿気に強いステンレスモデルやWi-Fi経由で制御可能なWi-Fiモデルなど用途に応じたカスタム
がご提供可能です。
詳しくはお問い合わせください。

【AUTOMHA製モデル】
2025年10月ごろまで販売していた従来のイタリアAUTOMHA社製のモデルです。※1

シャトル及びリモートコントローラーは−25℃まで対応可能です。日本が得意とするコールドストレージには最適なシステムと言えます。
※コールドストレージ対応をご希望の場合は、お問合せの際にお伝えください。

シャトルランナーはバッテリー駆動のため、停電時でも使用可能です。
電力供給が途絶えると一切操作できなくなる電動ラックや自動倉庫と異なり、非常時でも稼働を継続できる点が大き
な特長です。
そのため、停電などの万が一の事態にご不安をお持ちの方にも、安心してご導入いただけます。