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物流機器は「購入」から「レンタル」へ!サブスクでラックや設備を調達する方法

日進月歩で改善を求められる現代の物流センターでは「より多くの貨物を」「より効率的に入出荷する」ことが求められています。

また、物流センターの中で多くのスタッフが1日中せわしなく働くようになったことで、快適な労働環境の整備も当然のように求められるようになりました。
競争力のある物流センターを維持するためには、製造工場と同様に継続的な設備投資が必要不可欠です。
 
しかし、物流センターの設備投資予算は製造工場と比べて乏しい場合が多く「この物流機器はぜひとも欲しいが予算オーバーで手が出ない…」といった話は”物流業界あるある”です。
 
本記事では初期費用を抑えたまま高額なラックや物流機器を調達する方法である「レンタル」について解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.「一括払い」「リース契約」とは違う第3の選択肢「レンタル」
    1. 1.1.設備投資の支払いの際に必要な基礎知識
    2. 1.2.第3の選択肢「レンタル」
  2. 2.「レンタル」のメリット
    1. 2.1.イニシャルコストが0円
    2. 2.2.月々の利用料は全額経費で損金計上可能
    3. 2.3.動産保険が付属している
    4. 2.4.途中解約も可能
  3. 3.ジャロックの「安心レンタル」サービスについて
    1. 3.1.ユニットメザニン レンタル60
    2. 3.2.リボリューションファン レンタル
    3. 3.3.ハイピックランナー レンタル / タナTSumU レンタル60
    4. 3.4.まとめてレンタルすることでより手軽に導入可能
  4. 4.まとめ
    1. 4.1.★ジャロックのレンタル製品シリーズについてはこちら!


「一括払い」「リース契約」とは違う第3の選択肢「レンタル」


設備投資の支払いの際に必要な基礎知識


これまで設備投資の代金支払方法は「一括払い」「リース契約」の2種類しかありませんでした。


「一括払い」では、設備投資代金の全額を購入時に一括で支払います。
現預金に十分な余裕が無い場合は、金融機関から必要資金の全額もしくは一部について融資を受けて支払うケースが多いです。

設備は購入時に手に入りますが、その代金は金融機関への融資返済という形で利子を付けて分割払いしていくことになります。


 
「リース契約」では、契約したリース会社が形式的に設備を購入してもらい、これを貸し出してもらいます。
設備はリース契約したタイミングから使用可能になりますが、リース会社に毎月リース料を支払うという形で分割払いしていくことになります。

リース期間が終了して設備投資代金分+αを支払完了すると、その時点をもって設備の所有権がリース会社から借り手に移動します。
そのため実質的にはリース会社に借金をして対象設備を購入している点は、金融機関から資金を借りて一括払いするパターンと変わりありません。


上記のように、設備投資には多大な経費がかかることが前提のため、資金面から導入に難色を示す経営者も多いのが現状です。
そこで提唱していきたいのが「レンタル」という選択肢です。


第3の選択肢「レンタル」

「レンタル」で設備を購入する場合、賃貸借取引により、販売元に毎月利用料を支払うことで対象となるラックや設備の利用権を得ます。
この月々の利用料には、導入・施工の費用や動産保険の費用も含まれているためイニシャルコストは0円です。

調達予算も設備の総額ではなく月々の利用料のみで考えれば良いため、「一括払い」や「リース契約」よりもはるかに社内稟議を通しやすいという特徴があります。



「レンタル」のメリット



イニシャルコストが0円

「レンタル契約」の月々の利用料には導入・施工時の費用も含まれているため、イニシャルコストは0円です。
一時的に多額の資金が必要ないので「一括払い」よりも社内稟議を通しやすいです。


月々の利用料は全額経費で損金計上可能

「レンタル」はあくまで賃貸借取引のため、月々の利用料は純粋な経費として会計上も扱われます。利用料の全額を損金として計上できるため税務面でもメリットがあります。また自社の固定資産にもならないため固定資産税の支払も不要です。
 
これに対して「一括払い」をした場合、購入代金の全額をすぐ経費とすることはできません。
定められた期間にわたって減価償却していくことで段階的に経費化されていきます。
「リース契約」の場合も、契約に基づくリース料は事実上借入金の返済にあたるため、全額を損金計上することはできません。


動産保険が付属している

「レンタル」では設備の所有者である貸し手側が動産保険に加入しているため、借り手側が保険会社と手続をして動産保険へ加入する必要はありません。
また、設備に不具合があった場合も基本的に動産保険が適用されるため、借り手側に追加費用が発生する可能性はありません。
 
「一括払い」や「リース契約」の場合、購入設備に故障等が発生した場合は購入者自身が修理費等を追加で負担しなければなりません。
また、故障や破損などに備えて動産保険に加入する場合も購入者自身が手続を行い、保険料を別途負担しなければいけません。


途中解約も可能

「リース契約」は事実上リース会社に借りたお金で設備等を購入しているため、原則として途中解約はできません。

これに対して「レンタル」の場合、設備等の所有権はあくまで貸し手側にあるため、借り手側が契約条件に基づいて途中解約することも可能です。


▶購入とレンタルの違い

購入
レンタル
初期費用
数千万円~数億円
0円
0円固定資産税
あり(簿価の1.4%)
なし
経費計上
減価償却(毎年一部のみ損金計上)
レンタル費の金額を損金計上可
動産保険
初期費用に加えて自身で加入
レンタル費に動産保険料も含まれる
メンテナンス
初期費用に加えて自身で加入

定期メンテナンスサービス対応
(有償)

廃棄
産業廃棄物として
解体・処分費が必要
解約と同時に解体・運送すれば
処分費不要



ジャロックの「安心レンタル」サービスについて

ジャロックは現在「ジャロック安心レンタルサービス」という名称でイニシャルコスト0円の「レンタル」による設備導入事業に力を入れています。

前章で解説したように初期費用ゼロ・動産保険付きのサブスク方式でご利用可能です。
基本契約期間は主要な大型物流センターの契約が5年間なことに合わせて、5年間(60ヶ月間)としています。
 
 
現在の対象製品は以下の4つですが、対象製品は随時拡大中です。以下に紹介していきます。


ユニットメザニン レンタル60

天井の高い倉庫や工場の上部空間を有効活用した中二階ラック「ユニットメザニンラック」のレンタルプランです。保管スペースを大幅に増やすことができます。

価格についてはラックの規模により利用料が変動しますので、お問い合わせフォームより見積をご依頼ください。


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中二階の効果的な運用方法と実例については、以下のコラムもご覧下さい。

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リボリューションファン レンタル

ジャロックが日本総代理店を務める北米のRITE-HITE社製HVLSファン(大型シーリングファン)「リボリューションファン」。
施設内の空気を循環させ夏場の体感温度を5℃近く下げることができます。
また湿気を散らすことで結露やカビの予防効果もあります。

価格については 必要台数により利用料の額面が変動しますので、お問い合わせフォームより見積りをご依頼ください。

≫ お問い合わせはこちら

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HVLSファンの効果的な運用方法と実例については、以下のコラムもご覧下さい。

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ハイピックランナー レンタル / タナTSumU レンタル60

タナTSumUは既存の中量ラックの”上”にラックを増設、高層ラック化するソリューション。
ラックの入替工事が必要ないため、毎日の入出荷作業を止めることなく保管スペースを大幅に増加させることができます。
 
タナTSumUとハイピックランナーは基本的にセットで導入いただき、タナTSumUで増設した高層部の保管スペースは、高さ最大5mまでピッキング可能な高所作業マシーンであるハイピックランナーを使って直接ピッキングを行います。
 
タナTSumUの参考価格は 月額3,300円/ユニット、
ハイピックランナーの参考価格は 月額62,500円/台です。

≫ 【タナツム×ハイピック】上部空間活用ソリューションを見る

≫ カタログをダウンロード


上部空間活用については、以下のコラムもご覧ください。

  物流センターのラックにおける保管スペース問題を「棚の上に棚」で解消 | 株式会社ジャロック 物流センターの限られた広さの中で、商品の保管スペースを最大限に確保するのは悩ましい問題です。 どのようにして保管スペースを確保したら良いかわからず悩まれている事業者も多いのではないでしょうか。 この記事では、物流センターでの保管スペース不足の問題を解消する方法について解説します。 株式会社ジャロック



まとめてレンタルすることでより手軽に導入可能

ジャロックの安心レンタル製品のもう一つの特長として、「ジャロック1社で複数の設備をレンタルできる」という点が挙げられます。

倉庫移転などの際は一度に様々な設備が必要になるため、各所に必要な設備を手配しようとすると大きな時間のロスと工数が発生します。
ジャロックのレンタルプランををご利用いただければ、複数の担当者とやりとりする必要もなく、必要な製品をまとめて導入いただけるほか、製品を組み合わせたレイアウトプランなどもご提案可能です。


ジャロックのトータル提案についてはこちらのコラムもご覧ください。

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まとめ

本記事では「一括払い」「リース契約」に続く第3の選択肢である「レンタル」について解説しました。
 
様々なサービスが”サブスク化”している現代において、物流機器の調達方法もサブスク方式が新たなスタンダードになるかもしれません。

「持つ時代」から「使う時代」へ。ジャロック安心レンタルシリーズを通じ、より効率的でお得にラックの増設や入れ替え、あるいは作業効率を良くするための様々な最新鋭の物流機器の導入にお役立ていただけたら幸いです。
「こういった設備もレンタルの対象にできないだろうか」とお問い合わせいただければ全力で対応させていただきます。

問い合わせリンク:https://www.jaroc.com/contact

    電話番号      :0120-70-3810(受付:平日 9時〜18時)



★ジャロックのレンタル製品シリーズについてはこちら!

本記事の内容、およびジャロックの取り扱うレンタル製品群は
お役立ち資料「レンタルで低コスト&スピーディーに倉庫環境を整える! 」にてまとめてご紹介しています。

今回ご紹介したもの以外にもスポットクーラー、配膳ロボットなど様々な製品がレンタル可能ですので、引き続きHP等でチェックいただければ幸いです。


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