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空調を入れても暑いのはなぜ?工場・倉庫における屋根の輻射熱対策と遮熱・断熱の違い

倉庫・工場では、壁や屋根がコンクリートやトタン屋根でできていることが多いですが、これらの素材は熱伝導性が高い性質を持っています。

「天井付近や作業エリアなど、建屋の一部だけ極端に暑い」あるいは「空調をつけているのに室温が下がらない」場合は、屋根や壁から伝わる「輻射熱」が影響している可能性があります。

そこで本記事では、工場・倉庫の暑さの原因となる屋根・壁からの熱に着目し、遮熱と断熱の違いや主な対策方法について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.工場・倉庫の暑さ対策で見落とされがちな「屋根・壁からの熱」
  2. 2.屋根・壁からの熱が原因かもしれないケース
    1. 2.1.なぜ空調だけでは改善しないことがあるのか
      1. 2.1.1.★中二階の上層部でも同じことが起きている?
  3. 3.遮熱と断熱の違い
    1. 3.1.遮熱とは
    2. 3.2.断熱とは
      1. 3.2.1.一概にどちらが優れているとは言えない
      2. 3.2.2.遮熱・断熱を行うメリット
      3. 3.2.3.空調が入れられない現場では特に必要
  4. 4.工場・倉庫で使われる主な輻射熱対策
    1. 4.1.遮熱シート
    2. 4.2.遮熱塗料
    3. 4.3.断熱塗料
  5. 5.まとめ:遮熱/断熱の違いを理解して効果的な輻射熱対策を
    1. 5.1.空調と組み合わせることでより効果的に!
    2. 5.2.関連コラム

工場・倉庫の暑さ対策で見落とされがちな「屋根・壁からの熱」

工場や倉庫の暑さ対策を考える際、多くの場合は空調設備や送風設備の増強が検討されます。それらは重要な対策ですが、建物内部へ熱が侵入し続けている状態では、冷やしても追いつかないことがあります。

 

その場合、考えるべき要因の一つが「輻射熱」です。
輻射熱は、屋根や壁の熱が建物内部へ伝わり、室内の荷物や設備に跳ね返って増長することで発生します。
輻射熱が発生すると、建物を冷やしてもなかなか室温が下がらず、実際の気温以上に熱中症リスクがあがります。もちろん、作業員もより暑さを感じるようになります。

 

 

屋根・壁からの熱が原因かもしれないケース

建物からの熱が問題になっている現場では、いくつか共通した事象が見られます。

代表的な例としては以下のようなものがあります。

天井付近など、建屋の一部だけ異様に暑い
空調を入れても効果を感じにくい
結露によって製品や設備が濡れてしまう
夏場の電気代が高い
中二階などで作業しているとき、上層部が暑く感じる

なぜ空調だけでは改善しないことがあるのか

倉庫や工場の場合、夏場は直射日光によって屋根や外壁が高温になるほか、トタンなどの金属製の屋根やコンクリートの壁面では、材質の関係でさらに表面温度が非常に高くなりがちです。
また、倉庫や工場は天井が高い建物が多く、そもそも冷やした空気が必要な場所に届きにくい構造をしていることが多いです。こういった現場では建物内部へ常に熱が入り続けているため、空調をかけても冷気が常にその熱を取り除くことに使われてしまい、冷却効果がなかなか発揮できなくなります。

それでも空調能力を上げれば一定の効果は期待できますが、その分だけ電力消費も増加します。空調設備の増設を検討したものの、導入費用やランニングコストが大きな負担となり、別の方法を模索せざるを得なくなるケースも少なくありません。

 

★中二階の上層部でも同じことが起きている?

物流倉庫では保管効率向上のために中二階(メザニンラック)を設置するケースがあります。もともと熱が滞留しやすい上部空間を利用するようになったことで、「以前は気にならなかった暑さが問題になった」という現場もありました。

 
 

上記のような場合は、冷やすための空調設備だけでなく、熱の侵入そのものを抑える対策も検討する必要があります。

遮熱と断熱の違い

では屋根や壁からの輻射熱を封じ、熱を入れないためにはどうすればよいのでしょうか。
屋根や壁からの熱対策を調べると、遮熱断熱という言葉を目にすることがあります。

 

これらは一見似たような言葉ですが、仕組みが異なり、それぞれ違う意味合いを持っています。

 

遮熱とは

遮熱は、太陽光による熱を反射し、建物内部への熱侵入を抑える考え方です。

特に夏場の日射対策として活用されることが多く、屋根や壁の温度上昇を抑える効果が期待できます。

  

断熱とは

断熱は、屋根や壁からの熱の移動そのものを抑える考え方です。

外部の熱が室内へ伝わることだけでなく、室内の熱が外へ逃げることも抑えるため、夏だけでなく冬の寒さ防止にも効果が期待できます。
 

 

一概にどちらが優れているとは言えない

一般的には、

 
・両者は暑さ軽減の仕組みが異なる
・夏場の暑さ対策を重視するなら遮熱
・夏冬を通じた快適性を重視するなら断熱

 

という認識で検討を行えば問題ありません。

 
 

遮熱・断熱を行うメリット

シーリングファンなどと同様、冷房の使い過ぎを抑制できるため、省エネ効果が期待できます。また、輻射熱を防ぐことで商品や建屋そのものへの劣化抑制にも繋がります。
断熱製品については湿気対策などにも有効です。

 

空調が入れられない現場では特に必要

製造業で金属や木工加工業の現場、あるいは天井にかかる設備がある現場では、空調があると木くずが舞い上がってしまうなどの理由でそもそも空調が導入できないことがあります。遮熱製品や断熱製品はこういった現場には非常に効果的な対策になります。

 

 

工場・倉庫で使われる主な輻射熱対策

 

遮熱シート

屋根裏や壁面に施工し、輻射熱を大幅カットする方法です。
塗料と異なり建屋の外側ではなく内側に施工します。塗料のように乾かしたり定期的に塗り直したりする必要がないため、短工期で導入できます。
ジャロックの扱っている遮熱シートは貼るだけなので、貸倉庫やテナント物件など、建物そのものへ変更を加えにくい環境でも導入しやすいことも大きなメリットです。

 

▼遮熱シートの詳細についてはこちらのページをご覧ください。

 

遮熱塗料

ミラクール(遮熱塗料)

屋根や外壁へ塗布することで、日光による建屋の温度上昇を抑えます。また配管などに塗布しても効果があります。夏場の対策に特化している代わりに、断熱塗料と比べてコストが低いため比較的導入しやすく、暑さ対策として広く活用されています。

 

ミラクールはその中でも、日本で唯一特許取得実績のある塗料です。国のETV事業/実証済み技術に認定されており、太陽光(近赤外線)を約90%反射し、高い遮熱効果を誇ります。
 
▼ミラクールについてはこちらのページをご覧ください。

 

断熱塗料

ガイナ(GAINA)/断熱塗料

熱の移動を抑えることで、夏場だけでなく冬場の環境改善も期待できます。1年を通して快適な作業環境を保ちたい現場には最適です。遮熱塗料と同じように、配管など平面ではない場所にも塗布可能です。また1度塗れば15~20年は効果が持続するとされており、一般的には遮熱塗料より長いです。

 

ガイナは断熱塗料の中でも特に多機能、高性能な塗料のひとつです。JAXAのロケット外壁に使われた技術を元に作られており、高い断熱性はもちろん、防湿、防カビ、防錆などにも効果を発揮します。

 

▼ガイナについてはこちらのページをご覧ください。

 

まとめ:遮熱/断熱の違いを理解して効果的な輻射熱対策を

工場・倉庫の暑さ対策というと、空調設備や送風機に目が向きがちですが、建物そのものが輻射熱を起こしている状態では十分な効果が得られないケースもあります。

 

これらは遮熱や断熱効果のあるものの導入で対策可能です。それぞれの違いを理解したうえで、最も費用対効果の良い製品をご検討ください。

空調と組み合わせることでより効果的に!

これらの遮熱・断熱製品は、空調やスポットクーラー、シーリングファンと組み合わせることで、さらなる省エネ効果が期待できます。どちらも使用できる環境であれば、それぞれをどこに配置するのがもっとも効率的かを考えるのが最も良い暑さ対策でしょう。

 
ジャロックではこのような組み合わせ導入の実績も多数ございますので、ご興味のある際はぜひご相談ください。

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電話番号(受付:平日 9時〜18時

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