キャリーランナーNEO

キャリーランナーNEO

悪路走行や搬送物の揺れに強いクローラー式台車

キャリーランナーは車輪の代わりにクローラー(帯状のベルト)を搭載した台車です。段差を容易に乗り越え凸凹道や深い芝生、最小限の揺れで走行が可能です。これにより、商品の品質へ与える影響を抑制します。

■制振性に優れ凸凹⾯をガタつきなくスムーズ⾛⾏
■5㎝程度の段差を楽々乗り越え
■搬送物が落ちない、揺れない、傷つかない
■坂道ではストッパーいらずの静止性

※東京五輪・パラリンピック関係や都立病院、中央卸売市場などへ納品実績有り

※商品名「Carry Runner」はジャロックの商標です。

登録番号 登録6050169 号

 

※本製品は、特許取得商品です。
【発明の名称】トラックロール式搬送台車
 出願番号 特願2016-132122
 公開番号 特開2018-001980
 公開番号 特許6274695

≫ 特許・実用新案照会結果(外部リンク) 

≫ 特開2018-001980[PDF] 

≫ 特許6274695[PDF] 


クローラー部がリニューアルして更に使いやすくなりました。

改良前のタイプ

・走行がやや重い

・走行音が大きい

・ベルトが破損する場合がある

改良後のタイプ

・走行が滑らかで軽い

・走行音が静か

・ベルトの強度が上がり丈夫で切れにくい
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POINT

特許取得の「トラックロール式搬送台車」

キャリーランナーは、台車の車輪部分を「クローラー」と呼ばれる2本のトラックロールをレール上にしたものを取り付けた新発想の手押し台車です。この機構は「トラックロール式搬送台車」として特許を取得しております。

段差を容易に乗り越え凸凹道や深い芝生、雪道であっても制振作用に優れ、最小限の揺れで走行が可能です。これにより、商品の品質へ与える影響を抑止します。

【販売の背景】
あらゆる業界で使われている台車ですが技術革新は進んでおらず、平たんな道のみの運用に適しており、性能面でも代わり映えせずにきました。これまで凹凸のある道路の走行は積載物に大きな衝撃を与え、段差を超えられないのが当たり前でしたが、そんな中、台車の既成概念を壊し新たな価値創造を加えた台車を世に創造したいと考えました。

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クローラー搭載型制振性台車のキャリーランナーを、楽器運搬台車として洗足学園様にご導入いただきました。
使い心地やいかに改善されたかをインタビューにてお話頂いております。

POINT

優れた制振性で積載物を傷つけません!

従来型の台車では4つの車輪で路面からの力を受け荷台に直接衝撃が伝わり、積載物が揺れ落ちたり、デリケートな商品の運搬に適しませんでした。
クローラーを採用したキャリーランナーは走行路を面で受けることで衝撃を吸収し、優れた制振性で積載物を傷つけません。

下の動画は点字ブロックとピンポン玉を使った「ガタガタ道」での走行比較試験の様子です。
キャスタータイプの台車は凹凸面からの振動を点で受ける為、衝撃は大きくなりピンポン玉は大きく跳ね上がり、ケースから零れてしまいます。
一方、キャリーランナーは走行路を帯状の面で受ける為、衝撃は小さくなり、ピンポン玉が跳ね上がり零れることはありません。
この様にキャリーランナーを使用することで、悪路であっても搬送物を傷つけることなく走行が可能です。

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POINT

5cm程度の段差乗越えが可能  

キャスタータイプの台車では、小さな段差に衝突すると、台車の走行が止まってしまいます。キャリーランナーは、5cm程度の段差ならスムーズに乗り越えることが可能です。

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POINT

手を離しても動かず停止

キャスタータイプの台車は坂道で台車から手を離すと傾斜に沿って下降してしまいますが、キャリーランナーはクローラーを横向きにして手を離した場合、その場に停止します。
ストッパーつきの台車などでストッパー掛け忘れの事故や、ちょっとした際の一時停止に便利です。

実際の動きを動画でご確認ください。

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POINT

雪道の搬送もOK

雪道での走行もキャリーランナーNEOならスムーズに走行が可能です。
下図は3種類の雪道上による走行試験の結果です。雪が降りたてのやわらかい状態から溶けて凍った状態の雪まで問題なく走行が可能という結果でした。

製品情報

取り扱いラインナップ

★2022年4月、新たにカゴ台車タイプが新登場しました!ジャロックオンラインストアでも購入可能ですのでぜひご検討下さい。

用途

衝撃により商品の品質に影響を及ぼす可能性のある貨物(精密機器・生鮮食品等)の運搬

市場、建設現場、路側帯の多い道路、農業関連施設、学校、病院等での運搬など

仕様

[通常・ストッパー付]
・積載面寸法:895㎜×595㎜
・ハンドル高さ:890㎜
・床面高さ:210㎜
・自重:20kg
・ハンドル:折畳み式ハンドル


[メッシュカゴタイプ]
・全体外寸:1035×650×900mm
・有効積載面(内寸):860×570mm
・ハンドル高さ:900mm
・カゴ部分高さ:510mm
・自重:23.4kg


[共通]
・積載荷重:150kg
 ※1台(クローラー2本使用)で使用した場合の推定値です。
・本体部分材質:板部分/プラスチック
・ハンドル、カゴ部分/スチール
・クローラー部分材質:ステンレス、ポリエステル製シートベルト素材、ウレタン

特徴 ・キャスターの変わりにクローラー(帯状のベルト)搭載
・クローラー部分は破損時パーツメンテ対応可(※別途お問合せください)
・制振性に優れ凸凹⾯をガタつきなくスムーズ走行
・5㎝程度の段差を楽々乗り越え
・坂道ではストッパーいらずの静止性
受賞歴 ・平成30年度「東京都トライアル発注認定制度」認定商品
 ※認定期間:平成30年8月27日~令和3年3月31日
・第31回「中小企業優秀新技術・新製品賞」 優良賞受賞
ご注意

・耐荷重(150kg)以上の荷物搬送には使用しないでください
・5cmを超える段差や特殊な環境での使用はおやめください
・台車を乱暴に扱わないでください(破損や怪我の原因になります)
・改造しての使用はおやめください
・階段での使用はできません
・危険ですので坂道で停車したままや壁に立てかけたままにしないでください
・細かい砂利や砂場では上手く走行できない場合があります
・旋回をする際は大きくカーブを描くように回ってください


パーツ破損時の交換・メンテナンスについて

クローラー部分のパーツ破損時には、お客様にて交換・修理ができるようバラパーツ販売を開始いたしました。
メンテナンスパーツは、ジャロックオンラインストアにてご購入いただけます。

ベルトの交換について

クローラー部分のベルトパーツが破損した際の交換は、下記の動画で手順をご案内しています。
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取扱説明書はこちらからダウンロードできます

NICO台車(パイプ&ジョイント)への取り付けも可能

通常の台車のみならず、パイプ&ジョイントで好みの形状に設計・カスタマイズができる、ジャロックのNICOシリーズで製作した台車へもNICOキャリーランナーユニットを装着することが可能です。

キャリーランナーユニット取り付け事例①
キャリーランナーユニット取り付け事例②

NICOパイプ製キャリーランナーのクローラー取付・破損時について

NICOパイプ製台車へのクローラー取付には、通常キャリーランナーと違い専用の取付用アタッチメントが必要です。

通常の取付用クローラーとは別に、アタッチメントとセットになったクローラーパーツをジャロックオンラインストアにて販売しておりますので、以下の組み立て方法の画像を参考にご利用ください。

●組み立て方法

①アタッチメントをクローラーに取り付ける

②キャスター指示金具をNICO台車に取り付ける    

③ ②を①に合わせる

取付用アタッチメント 販売ページ

クローラー+アタッチメントセット 販売ページ


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受賞歴多数

2019年4月、りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社が主催する「第31回中小企業優秀新技術・新製品賞」の一般部門において株式会社ジャロックの『キャリーランナー』が優良賞を受賞しました!(第31回受賞作品紹介PDF

中小企業優秀新技術・新製品賞は、日本の産業発展に寄与する目的で1988年に設立されました。以後、毎年中小企業の優れた「新技術・新製品」を表彰しています。

また、2018年8月東京都トライアル発注認定制度 認定実績あり。(平成30年度認定商品カタログに掲載)
※認定期間:平成30年8月27日~令和3年3月31日


ストッパー付き品番新登場!

2020年2月、ストッパー付の新品番が登場しました。
凸凹道での制振性、段差乗り超え性能はそのままに、ストッパーが付いてより静止性をアップさせました。
水平状態での搬送を必要とする精密機械・金属部品・楽器・生鮮食品などの運搬に最適です。
ジャロックオンラインストアでもご購入できますので、ぜひご利用ください。

※ストッパーは前進方向への走行ストップ機能となります。
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よくある質問

ストッパーはついていた方が良いですか?

通常の『NEO』もある程度の静止性は持ちますので、現場に合わせてご選択ください。
安全対策をしたい方、こまめに一時停止することが多い方はぜひストッパー付をご検討ください。

雪道はどのような状態でも走行可能ですか?

新雪、踏み固められた雪、溶けて凍った雪、どのような雪質でも可能です。

既存台車にクローラーを取り付ける事は可能ですか?

台車のサイズによっては可能です。まずは、弊社まで既存台車の仕様をご相談ください。

キャリーランナーNEOの現物を確認することはできますか?

ジャロックテクニカルトレーニングセンター(埼玉県北葛飾郡)で実機をご確認いただけます。

こちらより見学予約をお願いいたします。

デモ機の貸し出しは対応していますか?

対応しております。ご希望の場合はお問い合わせください。

ショールームでも見学可能

ジャロックショールームにて見学をご希望される方は、その旨をお電話かお問合せフォームに
てお伝えください。見学の日時に関しては、ご希望の日程をお知らせくださいませ。
お気軽にご連絡ください 0120-70-3810
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