重量物の運搬には「スライダーボード」が良い?気になる点や購入方法まとめ

重量物を滑らせて運搬できる搬送製品「スライダーボード」。その使いやすさと効果の高さ、身体負担の軽減にもなることから根強いユーザーを増やしています。

その一方で、「うちの現場では使えるの?」「価格は?」「どんなものが滑らせられるの?」というお問い合わせも多くいただいています。

この記事ではそんな「スライダーボードのここが知りたい!」にフォーカスを当てて、購入の際のよくある疑問にお答えします。

目次[非表示]

  1. 1.スライダーボードとは?
    1. 1.1.シンプルな使いやすさが人気
    2. 1.2.導入すると身体の負担や腰痛の軽減にも
  2. 2.スライダーボードのここが気になる①:仕様・性能
    1. 2.1.何タイプを選べばいいかわからない
    2. 2.2.耐荷重がわからない
      1. 2.2.1.ひと1人で動かせる重さは100~200kg程度まで
    3. 2.3.一覧表に無いサイズの製作は可能
  3. 3.スライダーボードのここが気になる②:価格・その他
    1. 3.1.どこで購入できる?
      1. 3.1.1.価格や見積はオンラインストアでの取得がおすすめ
    2. 3.2.サンプル送付には対応していない
    3. 3.3.運用する場合の注意点は?
      1. 3.3.1.荷物の重量とバランスの確認
      2. 3.3.2.敷く場所は平面にする
      3. 3.3.3. 適切な荷物に使用する
    4. 3.4.下に敷いても滑らない素材はある?
    5. 3.5.床にボードを固定する方法がわからない
    6. 3.6.破損や処分時の対応は?
  4. 4.まとめ


スライダーボードとは?

スライダーボードは、工場や倉庫での運搬作業を効率化するための革新的な製品です。

軽量で丈夫なPOM(ポリアセタール樹脂)を使用し、滑りやすい表面を持つスライダーボードは、重量物の下に敷いて滑らせることで運搬の際の負荷を軽減し、移動を容易にします

1枚の厚さはスタンダードなボードタイプで40mm程度と薄く、その使いやすさと効果の高さからユーザーやリピート購入を増やし続けています。



シンプルな使いやすさが人気

スライダーボードの使い方は非常にシンプルです。荷物をスライダーボードの上に乗せ、滑らせて目的地に移動させます。高耐久のため重量物の運搬にも耐えられます。

複数のスライダーボードを連結して長い距離を移動することも可能なほか、2枚敷きにしてより重いものを滑らせやすくするといった使い方も可能です。


導入すると身体の負担や腰痛の軽減にも

作業効率を向上させるだけでなく、荷物を押すときにかかる力を軽減してくれるため、作業者の身体負担と運搬効率を高めることができます。また、重量物を持つ作業そのものを失くしてくれるため、腰痛の軽減や労働環境の改善にも貢献します。



スライダーボードのここが気になる①:仕様・性能

ここからは、スライダーボードに関する疑問や効果について「仕様・性能」「価格・その他」に分けて紹介していきます。


何タイプを選べばいいかわからない

スライダーボードには多様な規格があり、タイプによって適した用途が違います。

例えばスタンダードなボードタイプは角と丸の2種類がありますが、滑らせられる方向が違います(角タイプは長手方向のみ、丸タイプは自由に移動可能)。
他にもレールタイプ、ロールタイプなどがありますが、どの作業に適しているのか確認せず購入してしまうと、思った通りの使い方ができないといったことになりかねません。


自分でわからない場合は、ジャロックに問い合わせれば用途に応じた最適なタイプを提案してもらうこともできます。いずれにせよどういう作業に使用するか事前に確認しておくことが重要です。
スライダーボードの種類の解説は以下にまとめていますので、ご覧ください。


≫ 「スライダーボードの種類の解説」コラムはこちら



耐荷重がわからない

自分の現場の重量物に耐えられるのか、とお悩みの方も多いと思います。
結論から言うと、スライダーボードはかなりの重さまで耐えられるというデータが出ています。


過去にメーカーが実施した試験によれば、
・20kgの商品を滑らせた場合、6万回の使用に耐えた
・2枚敷きで1トンの重さの荷物を動かせた
などの実績があります。


ただし、重量物をボードの上に落とすなど、局所的に負荷がかかる場合は耐荷重をオーバーしていなくても割れる恐れがあります。


ひと1人で動かせる重さは100~200kg程度まで

また、耐荷重に優れていてもひと1人で荷物を動かせる重さは1枚敷きの場合で約100kg、2枚敷きの場合で約200kg程度までです。

それ以上を動かそうとすると腰痛などのリスクが高まるため、複数人での作業や、荷物を何回かに分けて運ぶことが必要となります。



一覧表に無いサイズの製作は可能

スライダーボードは規格外のサイズでも、寸法をご指定いただければカット対応が可能です。

ただし、規格サイズより大きいものの発注はできないので注意が必要です。

また、カットを行うと切断面にバリが発生する、フチが無い箇所が欠けやすくなる、など耐久性が弱くなる点は注意が必要です。バリや欠けのリスクを考慮した上で依頼しましょう。


スライダーボードのここが気になる②:価格・その他

どこで購入できる?

スライダーボードは各物流機器通販サイトや販売店から購入できます。

ジャロックの場合は、オンラインストアで購入が可能です※。ご希望があれば直接取引、代理店を通じた購入もご対応します。

※一部取り扱いのない品番があります。


価格や見積はオンラインストアでの取得がおすすめ

オンラインストアではおおよその価格が確認できるほか、ストア会員に登録いただくと、そのまま自動見積の発行やリピート購入も可能なためおすすめです。
オンラインストアについては以下のリンクからご確認ください。


≫ スライダーボード販売ページはこちら



サンプル送付には対応していない

残念ながら、スライダーボードはサンプル請求に対応していません。
しかしながら、1枚が安価なのでサンプルを希望する場合はまず少量を購入し、テストすることをおすすめします。


運用する場合の注意点は?

荷物の重量とバランスの確認

荷物が不安定な形の場合、運搬中に転倒や事故の原因となります。またほとんどのタイプは床に固定することが前提です。トラックの荷台など、床を傷付けたくない場合は、使いたい時だけサッと敷けるロールタイプを使用すると良いでしょう。


敷く場所は平面にする

スライダーボードを敷く場所は障害物や急な坂道を避け、滑りやすい床面や急カーブにも十分注意しましょう。
また人が乗ると滑る恐れもあるので、作業の際はゴム底の靴を履いていただく事を推奨しています。


 
適切な荷物に使用する

角が目立つ荷物だと、落下の際にスライダーボードが破損してしまう恐れがあります。
 


下に敷いても滑らない素材はある?

滑りにくい素材や柔らかい物は直接滑らせることが難しいようです。こういった素材は段ボールに入れるか、別途プラスチック板等に載せて滑らせて下さい。


また、重量物の重さによって1枚ではスムーズに滑りにくいものがあります。
その場合は2枚敷きにする事で解決できますので、心配な場合は事前にお問い合わせください。



床にボードを固定する方法がわからない

厚手強力タイプの両面テープでの固定を推奨しております。
ビス穴が開いている品番は、3.5mm皿ビスで固定できますが、振動でビスが緩くなり外れる可能性があります。
固定するビスや両面テープは付属しておりませんので、別途用意する必要があります。


破損や処分時の対応は?

スライダーボードは使用後のリサイクルが可能です。
ジャロックでは環境活動の一環として専門業者と協力し、回収ルートを整えています。


回収については専用窓口があり、指定住所に送付すれば送料負担のみで回収してもらうことができ、非常にリーズナブルにリサイクルすることができます。
スライダーボードの再利用効果、リサイクル受付窓口については以下のコラムにまとめていますので、別途ご覧ください。


≫ 「スライダーボードリサイクル回収」について詳しく見る



まとめ



スライダーボードは、重量物を軽々と移動させることができるため作業効率の向上や作業者の負担軽減に大きく貢献し、多くのユーザーから高い評価を受けています。
安価なのも良い点で、1枚から手軽にお試し購入ができます。
また、耐久性にも優れており、運用タイプが合えば長期間安定したパフォーマンスを発揮します。


導入すれば損はないスライダーボード、購入はオンラインストアがお勧めです。
ぜひチェックしてみてくださいね!


≫ スライダーボード販売ページはこちら



ジャロックはお客様のお悩みによってさまざまなソリューションをご提案していますので、お悩みの際はお気軽にご相談ください。


               問い合わせリンク:https://www.jaroc.com/contact


    電話番号     :0120-70-3810(受付:平日 9時〜18時)





≫ その他の製品情報はこちら
≫ コラム一覧はこちら


関連コラム

カテゴリ一覧

タグ一覧