
【物流倉庫見学】体験型ショールームで学ぶ改善のヒント
近年、物流業界では人手不足や作業効率化のニーズが高まり、さまざまな物流機器やシステムが登場しています。
しかし、カタログや動画だけで設備を選ぶのは難しいものです。
実際に現場で「どのように機器が動くのか」「導入したときの改善効果はどうなのか」をイメージできず、導入後にギャップが生じるケースも少なくありません。
そこで注目されているのが体験型のショールームです。今回は、物流業界における体験型ショールームの解説と、ジャロックの体験型ショールーム「JTTC TOKYO」を例に、実際の体験内容も合わせてお伝えします。
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物流業界における体験型ショールームとは?

物流業界における体験型ショールームとは、機器を単体で展示するのではなく、実際の倉庫を想定した”現場単位”で体験ができるタイプのショールーム、または倉庫などの施設を指します。
フォーク運搬や自動搬送、仕分けシステムなどの運用モデルを施設内で再現し、実際の倉庫業務と同じように稼働させた状態を見学、あるいは操作体験などができることが特長です。
最近はカタログやHP上の情報だけでなく、オンライン展示会などで気軽に実機が見れる時代になりましたが、上記のように、「リアルな」現場に近い環境で実機が動いている所を見学できる企業も出てきています。
ショールームでの実機体験のメリット
体験型ショールームで物流機器を実際に見学・体験することには、大きく3つのメリットがあります。
導入後の現場イメージを具体的に描ける
設置した場合のイメージ、また、操作性や安全性、メンテナンスのしやすさなどは、実際に触れてみなければなかなかわかりづらいポイントです。
体験型ショールームでは、「現場スタッフが無理なく運用できるか」「(操作が必要な機器の場合)操作はしやすいか」「教育にどのくらい時間がかかりそうか」などといったポイントを確認できます。
使い心地を自分の目で確認できるため、導入後の現場イメージを具体的に描けるようになります。
最適な機器を選定できる
物流機器は種類が豊富で、同じジャンルでもメーカーやモデルによって性能が異なります。体験型ショールームで操作比較をすることで、自社の現場に本当に合う機器を見極めることが可能です。
「導入したけど現場に合わなかった」というリスクを避けられる点は大きな魅力です。
現場改善のヒントを得られる
カタログや動画では気づかない細かな動作や仕様を、体験型ショールームでは直接確認することができます。
また、現場単位で見た場合は「どの位置に機器を配置すると動線がスムーズになるのか」「作業員の負担を減らすためのポイントはどこか」など、現場改善につながる具体的なヒントを得ることができます。
体験型ショールームは何ができるのか:JTTCTOKYOの場合
実際に訪れた場合、どのような体験ができるのでしょうか。
ジャロックの体験型ショールーム「JTTC TOKYO」を例に挙げれば、以下のような流れで来場することができます。
1.見学申し込みをする2.車・または電車で現場へ3.担当営業によるアテンド4.物流機器の体験・見学
★JTTC TOKYOについて
株式会社ジャロックが直営する体験型ショールームです。
展示エリアのすぐ横にジャロック製品を運用している企業様が実際に稼働しており、”体験”ではなく”実際の現場を見学”しながら自身でも体験を行える点は他社の倉庫見学と違う大きな特長です。
詳細はこちらのページをご覧ください。

・見学申し込みをする
専用フォームから来場希望日を添えて、受付を申し込みます。
JTTC TOKYOの場合は、事前に見たい製品がある場合、その希望も受け付けています。
受付後、当日までに担当の営業スタッフより詳細をご連絡いたします。案内に従ってご来場ください。
・車、または電車で現場へ
車で来場の場合
関越自動車道「所沢」IC(上り出口)から車で約7分です。
また、駐車場のスペースが限られるため、車でご来場の場合は予約時に必ずご連絡をお願いしています。
電車で来場の場合
東武東上線みずほ台駅の場合、池袋駅から約30分。駅についたらタクシーで「Landport新座」と伝えると、15分ぐらいで現場に到着します。大宮駅からであれば、JR武蔵野線の新座駅が最寄り駅となります。
Landport新座の入り口外観。ショールームは2Fにあります。
・担当営業によるご案内
会場に着くと、担当営業がショールームまで案内し、JTTC TOKYO全体を見渡しながら、物流業界の最新動向やJTTC TOKYOの展示コンセプトについて説明します。
JTTC TOKYOは展示エリアが大きく5つに分かれており、よくいただくお客様の課題をもとに書く物流機器が配置されています。
自分の現場そのままではなくとも、課題として近いものがあれば、解決のヒントが得られることは間違いありません。
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①環境改善ゾーン ②ドック安全ゾーン ③空間有効活用ゾーン ④労務改善ゾーン ⑤DX・ロボティクスゾーン |
5つの展示エリア。いずれも実際の問合せを元に、お問合せの多いお悩みに即した現場が再現されています。
・物流機器の体験・見学
営業スタッフから説明を受けながら、設備見学や操作体験を行うことができます。
JTTC TOKYOで体験できること(一例)
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イメージがわいたらすぐに相談できる
見学中は、営業スタッフにその場で質疑応答が可能。
実際の倉庫オペレーションに沿った動きを自分の目や手で確認できます。業務上の課題を振り返りながら、最適な機器選定や運用方法のアドバイスまで受けられます。
まとめ:体験型倉庫で現場カイゼンの一歩を
物流機器の導入は、現場にとって大きな投資です。
だからこそ「実際に見て、触れて、確かめる」ことが重要です。体験型倉庫では、機器単体ではなく、倉庫全体の運用を想定した実地体験ができるため、現場改善の具体的なイメージを持ちやすくなります。
倉庫や工場の現場改善をご検討の際は、ぜひ体験型倉庫の見学をご検討ください。実際に体験することで、改善の糸口がきっと見えてきます。
★すぐに行けない場合は?
ジャロックでは、遠方などの理由でショールーム見学が難しい場合、以下の方法でも機器見学をご案内しています。
展示会への参加
弊社が参加している各種展示会でも機器体験が可能です。展示会では最新の物流機器を一度に比較できるため、効率的に情報収集を行うことができます。
展示会情報については、ジャロックの企業HPをご覧ください。
見学レポートで体験を疑似体験
JTTC TOKYOでは、「現地に行く前に雰囲気を知りたい」という方のために、見学レポートをご用意しています。実際の見学の様子や体験内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。









