コンテナスロープとは?物流現場で解消できる課題と企業での導入事例

物流現場において、段差のあるプラットフォームへの搬入・搬出や、窪地でのフォークリフトの移動問題を解決するのがコンテナスロープです。

コンテナスロープは、現場で必要なフォークリフトと作業員、荷積み・荷下ろしにかかる工数を削減し、なおかつローコストで導入することができます。

この記事では、コンテナスロープが物流現場で解消できる課題と企業での導入事例、おすすめのソリューションなどを紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.コンテナスロープとは
  2. 2.Jスロープ(昇降スロープ)が解消する物流現場の課題
    1. 2.1.①物流倉庫での人件費を削減できる
    2. 2.2.②フォークリフトの作業人数を削減できる
    3. 2.3.③敷地や使用条件に合わせてカスタマイズできる
    4. 2.4.④2分割・3分割での収納が可能
    5. 2.5.⑤プラットフォーム下の格納待ち荷物の積み上げを防止
  3. 3.コンテナスロープの導入事例
  4. 4.2024年問題に直面する物流現場を救うJスロープ
  5. 5.まとめ


コンテナスロープとは


コンテナスロープとは、フォークリフトや台車などで段差を乗り越えることができるスロープのことで、バンニングスロープや昇降スロープとも呼ばれています

コンテナスロープは、プラットフォーム設備がない倉庫や工場でも、フォークリフトでの商品搬入・搬出ができるように支援するソリューションであり、さまざまな現場で活用されています。

例えば、倉庫の搬出口とトラックの荷台にコンテナスロープを設置すれば、ピックアップした荷物を途中で下ろさずに搬送することが可能です。

また、大きな段差のある場所にコンテナスロープを設置して人工的に坂道を作れるため、無駄な流れ作業を削減して搬送を効率化できます。



Jスロープ(昇降スロープ)が解消する物流現場の課題

ここからは、ジャロック社の提供するコンテナスロープ『Jスロープ』が、物流現場のどのような課題を解消できるのか詳しく紹介します。


①物流倉庫での人件費を削減できる

Jスロープは、段差のあるプラットホームに設置することで、商品搬入・搬出にかかる人件費の削減を実現します

本来、段差のある場所では人の手による流れ作業が発生するため、無駄な人手がかかってしまいます。

プラットホームからコンテナ、トラックなどに一直線のスロープを作ることで段差を解消し、荷積み・荷下ろしを最小限の人数で対応可能です。



②フォークリフトの作業人数を削減できる

Jスロープの導入により、フォークリフトの台数と作業員の両方を削減できるため、現場の省人化とコスト削減を図ることができます

段差のある場所では、通常、上と下に分かれてフォークリフトで荷物の受け渡しをするため、最低でも作業人2名が必要です。

Jスロープの設置は1名でも対応可能なため、あらゆる現場でフォークリフト1台、作業員1名での荷積み・荷下ろしができるようになります。



③敷地や使用条件に合わせてカスタマイズできる

Jスロープなら、物流倉庫や工場などの作業現場の環境に合わせて、最適な設置方法で利用できます。例えば、以下のような設置方法を現場の敷地と使用条件に合わせて特注できます。


Jスロープの設置タイプ

特徴

ストレートタイプ(据え置きタイプ)

スタンダードなストレート型で、フォークリフトの機動力アップに貢献

ロングタイプ

スロープ+2連のフラット架台で長い直線をつくり、荷物の搬入・搬出を支援

Lタイプ

スロープと架台をL字型に組み合わせることで広いフラットスペースを確保し、積み替え作業を効率化

Uタイプ

スロープと架台をU字型に組み合わせることで、狭い敷地での荷物の搬入・搬出に柔軟に対応



④2分割・3分割での収納が可能

Jスロープを使用していないときは、2分割・3分割で重ねて保管できるため、一般的なコンテナスロープよりも収納に優れています。

収納時の保管スペースについては、コンテナスロープ全般で懸念されるものです。

Jスロープなら、2分割・3分割の状態で保管と移動の両方ができ、フォークリフト1台で組み立てることができます

Jスロープは、物流現場での業務効率化や省人化に大きく貢献するため、ラックの荷待ち時間を削減したい場合に非常に効果的です。



⑤プラットフォーム下の格納待ち荷物の積み上げを防止

コンテナスロープの導入により、フォークリフトを使った荷物の上げ下ろしが不要となるため、時間のロスを低減できます。

スロープ未導入のプラットフォームでは、フォークリフトなどによる荷物の受け渡しが必要です

そのため、一時的にプラットフォーム下に荷物が置かれ、その荷物を片付けない限り、次のトラックが横付けできないという問題が生じます。

コンテナスロープはこれらの問題を解消する手段となり、物流現場での作業効率化に寄与します。


≫ Jスロープの特徴と導入メリットはこちら



コンテナスロープの導入事例

Jスロープは、製造業の物流倉庫や建築の作業現場など、さまざまな場所で導入されています。


熊本県の配送工場では、倉庫内への荷物を搬入するため、半屋外の現場に3分割のJスロープを設置しています。これにより、トラックの高さが異なる場合でもスムーズに倉庫内への搬入ができるようになりました。


千葉県の建築現場では、クレーンで運べる特注仕様のJスロープを導入し、大きな段差の問題を解消しています。


東京都の製造業の倉庫では、スタンダードなストレートタイプのJスロープを導入し、フォークリフト1台での効率的な商品搬入・搬出を実現しました。

Jスロープは、さまざまな業種のあらゆる現場に適用できるソリューションであり、現場の人手不足の解消や荷積み・荷下ろしの時間短縮に貢献します



2024年問題に直面する物流現場を救うJスロープ

2024年4月施行の働き方改革関連法により、トラックドライバーの時間外労働に対して新たな上限規制が設けられます。

トラックドライバーの就労時間の絶対数が減少するため、運送業者だけではなく、倉庫運営業者にも効率的な荷積み・荷下ろし作業が求められます。

これまでのトラックドライバーは、運転と併せて荷積み・荷下ろし作業を行っているケースが多くみられました。


しかし、働き方改革の影響により、今後は倉庫作業者側が荷積み・荷下ろし作業を担う流れになると予想されています

2024年問題に直面する今、ジャロックでは簡単に組み立てができる『Jスロープ』を提供し、物流現場の課題解決に取り組んでいます。

Jスロープが物流現場でどのように役立つのかを知りたい方は、2024年問題とJスロープをまとめた動画をご覧ください。


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まとめ

この記事では、コンテナスロープについて以下の内容で解説しました。

  • コンテナスロープの特徴
  • Jスロープ(昇降スロープ)が解消する物流現場の課題
  • コンテナスロープの導入事例と組み立て方

コンテナスロープは、段差のあるプラットフォームに対して、コンテナやトラックからフォークリフト1台で商品の搬入・搬出を実現するためのソリューションです。

搬入・搬出業務を効率化するだけではなく、現場で必要なフォークリフト作業員を最小限に抑えられるため、人件費の削減にも効果的です。



株式会社ジャロック』が提供するJスロープは、現場の環境や使用条件に応じて、L字型やU字型に設置して、よりスムーズな搬入・搬出をサポートできるコンテナスロープです

2分割・3分割の収納ができるため、保管スペースも最小限に抑えることができます。

物流倉庫や屋外の現場で、手軽に設置でき、なおかつ安全面にも徹底配慮されたコンテナスロープを設置したい方は、ぜひこの機会にジャロックのJスロープの導入を検討してみてはいかがでしょうか。



               問い合わせリンク:https://www.jaroc.com/contact


    電話番号     :0120-70-3810(受付:平日 9時〜18時)





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