保管7原則に基づいたラック活用モデル

保管7原則に基づいたラック活用モデル

トヨタ自動車には、「保管7原則」という決め事があります。その7つの原則と目的は下記の通りです。

1.形状別保管
同じ品目、形状の部品を特定のゾーン、ロケーションへ集約することにより、保管効率の向上、品質確保、作業効率の向上及び損傷防止を図る。

2.縦置き保管
長尺物、薄物等の保管において、縦置きにより作業性向上、 保管効率向上(空気保管の削減)を図る。

3.手の届く範囲
作業者の手の届く範囲内に保管することで、入出庫の能率を向上させ、安全な作業環境をつくる。(体に良くない、危険な作業姿勢の排除)

4.重量物は中・下段へ
重量物を棚の中・下段に保管することで、入出庫作業のやりやすい安全な作業環境をつくる。(体に良くない、危険な作業姿勢の排除)

5.所番地化
1品番1ロケーション管理により、品番探索工数の短縮と入出庫ミスの低減を図る。

6.目で見て分かる異常管理
目で見て異常が分かる仕組みをつくり、適切な異常処置と再発防止を図る。

7.流動別保管
各ゾーンごとの入出荷場とメイン通路の近くへ高流動品を保管することで、作業導線の短縮を図る。

私たちは、様々な形状、様々な出荷頻度、様々な特性をもった商品をこの「保管7原則」の指針に従いお客様と共に倉庫レイアウトそしてオリジナル保管機器をプランニング、設計、製作しております。
一言に棚(ラック)というとどこにでもあるラック(棚)をイメージする人がほとんどでしょう。
しかし、保管棚でひとつであってもただ単に商品を保管することだけのために存在するのではなく、何故そこに保管するのか、どのように保管するのか、どれだけの量保管するのかを安全性向上・品質維持・作業効率向上の視点から考え、プランニングすることが物流改善、原価低減、品質向上に繋がっていくことを知らなくてはなりません。

 

 

【現状】既存の棚に商品を無理やり収納、保管

Before

ゴムホースや長尺ものの保管効率が悪い・・・

重量物の入出庫で作業者が腰痛・・・

背の低い女性にも働きやすい環境にしたい・・・
破損やピッキングミスが頻繁に起こってしまう・・・

 

After

形状別の保管ラックで補完効率アップ、下段を台車仕様にすることで重量品もラクラク管理!
また、のれん方式や管理外部品置き場を設置することでロケーションの向上、目で見てわかる異常管理が可能!

 

1. 形状別保管ラック
≫ ゴムホース部品の集約

2. 縦置き保管ラック
≫ マフラー用ラック(縦置き)

3. 手の届く範囲
≫ ロケーションの範囲設定

4. 重量物は中・下段へ
≫ 重量品は下段に台車仕様

5. 所番地化
≫ のれん方式でロケーション番号を表示

6. 目で見て分かる異状管理
≫ 管理外部品置場を設置

7. 流動別保管
≫ 倉庫手前に高流動部品を配置

保管7原則によるラック施工事例

ショールームでも見学可能

ジャロックショールームにて見学をご希望される方は、その旨をお電話かお問合せフォームに
てお伝えください。見学の日時に関しては、ご希望の日程をお知らせくださいませ。
お気軽にご連絡ください 0120-70-3810
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