ピッキング台車_制振台車

物流現場の課題を解決! 安全な高所ピッキング台車、制振台車のすすめ

 

多くの物流現場では、安全性と作業効率に課題を抱えているのではないでしょうか。

安全性や作業効率を高める事は、作業者の負担を減らすだけでなく、快適に業務を行うためにも重要です。

今回は上記の課題を解決する最適な方法をご紹介します。


ピッキングや運搬作業の安全性と作業効率に課題をお持ちの担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次[非表示]

  1. 1.物流現場の課題
    1. 1.1.物流現場の課題①:作業中の安全性
      1. 1.1.1.転倒・墜落
      2. 1.1.2.荷物の落下による破損
        1. 1.1.2.1.ピッキング中にバランスを崩しての落下
        2. 1.1.2.2.台車やリフトなどの操作ミスによる落下
    2. 1.2.物流現場の課題②:作業効率向上
      1. 1.2.1.ピッキング中に脚立や踏み台を持ち歩く手間がかかる
      2. 1.2.2.通路に脚立を置くと通行の妨げになる
      3. 1.2.3.故障しやすい精密機器は一般的な台車で運べない
  2. 2.ピッキング作業に最適な『ミニピックランナー』のご紹介
  3. 3.運搬作業に最適な『キャリーランナーNEO』メッシュカゴタイプのご紹介
  4. 4.まとめ:物流現場に適した運搬器具を導入すれば、安全性と作業効率が向上する

 

物流現場の課題

物流現場の課題①:作業中の安全性


物流現場における作業効率や品質、コストパフォーマンスが重要な課題であることは言うまでもありません。

しかし、それらを一定の基準以上で持続可能にするためには、物流現場における安全性の確保が不可欠であり、作業員が安心して働ける労働環境こそが効率・品質・コストパフォーマンスを求めるための土台となるからです。

本章では、主にピッキングや運搬作業の安全性に関わる「転倒・墜落」「荷物の落下による破損」の課題を解説します。



転倒・墜落

厚生労働省の発表によると、令和3年の陸運業の死傷者数は「墜落・転落」が4,496人で最多となっています。

「動作の反動・無理な動作」および「転倒」が原因の労働災害も増加しており、すぐにでも改善すべき課題といえるでしょう。


物流現場での転倒・墜落のリスクは、高い位置にある荷物をピッキングする際に発生します。

脚立を使用している場合は特に注意が必要です。

作業中の姿勢が不安定になるため、転倒や墜落の恐れがあり、必ずしも安全とはいえません。

1〜2m以下という比較的低い場所での作業でも、脚立からの落下が原因で死亡事故となった例があります。

ピッキング作業には、手すり付きの、できるだけステップ(荷物を置く部分)が広い機器を選択することが重要です。
現在の物流現場に作業員落下の危険性が高い箇所はないか、いま一度確認しておきましょう。


参考:厚生労働省_令和3年の労働災害発生状況_3業種別の労働災害発生状況

画像:厚生労働省 労働災害発生状況の分析等 を加工して作成



荷物の落下による破損

荷物の落下による破損への対策も、物流現場の安全性の課題です。
物流現場は性質上、得てして労働災害が発生しやすく、安全性の面で課題が起きやすい環境と考えられます。

「ハインリッヒの法則」と呼ばれていますが、「1件の重大事故が発生する背景には、29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には300件の事故に至らない異常(ヒヤリハット)が隠れている」、という教訓があり、労働災害の分野ではよく知られています。

重大事故を未然に防ぐためには、荷物の落下を人的ミスとして軽視せず、安全性に問題がないかを見直し対策することが重要です。
落下による物損事故が多く発生している場合は、労働災害が発生する前に、現場の安全性を見直すことをおすすめします。


荷物が落下する原因の一例には以下のものがあります。
・ピッキング中にバランスを崩しての落下
・台車やリフトなどの操作ミスによる落下

一つずつ解説します。



ピッキング中にバランスを崩しての落下


荷物が落下する原因の一つ目は、不安定な状態でのピッキングです。

ピッキングは、安定した場所で一つ一つ丁寧に荷を扱うことが大切です。
高いところの荷物をピッキングする際は、バランスを崩しやすく危険なので、荷物を持ったまま脚立を乗り降りするのはやめましょう。

特に重たい荷物を脚立を使用してピッキングする場合は、2人以上で作業を行い、1人が脚立の下で荷物を受け取るようにしてください。

荷物をすぐに置ける荷台付きの器具なら、荷物を置いたあとに乗り降りできるのでおすすめです。


台車やリフトなどの操作ミスによる落下


小さな段差など、地面が不均一で台車の走行が安定しない現場では、車輪が段差にぶつかった衝撃で荷物がはね上がり、荷物が落下して破損する恐れがあります。
台車走行中の揺れや遠心力で荷物が落下しやすい場合は、カゴ付き台車の使用を検討しましょう。

凸凹道や雪道でも走行可能な高機能台車を選択することで、操作ミスを減らし安全に運搬できるだけでなく、台車の揺れや荷物の落下を気にして、前方や周囲の確認がおろそかになるリスクも減らせます。



このように、物流現場の安全性の課題は、それぞれの物流現場に合った機能をもつ運搬器具を導入して解決できる場合があります。

高機能な運搬器具は、導入後すぐに安全性への効果が見込めます。
最適な運搬器具を選択するため、まずは経験豊富なプロの物流機器メーカーへ相談するのがおすすめです。




物流現場の課題②:作業効率向上


物流現場の課題として、作業効率向上には常に取り組まなければなりません。

作業効率を向上すれば、生産性が上がるのはもちろんのこと、作業者の負担軽減となり、長時間労働による離職者を減らすことにもつながるでしょう。

作業効率の向上には物流現場ごとの細かな状況を確認する必要があります。


本章では、作業効率の課題の一例として、以下を解説します。

・ピッキング中に脚立や踏み台を持ち歩く手間がかかる
・通路に脚立を置くと通行の妨げになる
・損傷しやすい精密機器は台車で運べない

ピッキングや運搬作業の現場で陥りやすい事例ですので、当てはまるところがないか確認してみてください。



ピッキング中に脚立や踏み台を持ち歩く手間がかかる


ピッキングの作業効率を向上させるためには、作業員がすぐに荷物を取り出せる環境にすることが重要です。

とはいえ、限られたスペースでは高い位置への荷物の保管が必要となる場合も考えられます。

高いところの荷物をピッキングするために「脚立を持ち歩く」「脚立を設置し、使用後はたたんで片付ける」といった作業は効率が悪く、作業員の負担になります。


その場合は、脚立+台車がセットになった「ステップ台車」の導入を検討しましょう。

ステップ台車を利用すれば、脚立を持ち歩く必要がなく、高いところの荷物も安全にピッキングできます。


通路に脚立を置くと通行の妨げになる


脚立に限らず、ピッキングエリアは常に整頓され、作業者がスムーズに移動できる状態が理想です。

高いところの荷物を取り出すために使用する脚立を通路に放置すると、人や台車などの通行を妨げる恐れがあります。

通路に物が放置されていると、つまづいて転倒してしまう恐れもあるので、安全性の課題として取り組む必要もあります。

常に作業者の通行を妨げないような場所に脚立の保管や移動ができるような運用方法を検討しましょう。


故障しやすい精密機器は一般的な台車で運べない


アスファルトや石畳の道などでは、台車が揺れたり跳ねたりして荷物が安定せず、人の手で荷物を運搬しなければなりません。

また、落下や振動、わずかな衝撃で破損しやすい精密機器も、一般的な台車を使用できない場面が多いです。

台車を使用できないと当然、荷役の効率は下がってしまいます。

アスファルトや石畳に強く、衝撃を吸収する高機能台車を導入することで、一度に多くの荷物を安全に運搬できる場合がございますので、積極的に検討してみてください。



本章では、作業効率の課題の一例を解説しました。
ピッキング作業や運搬時の作業効率を向上させるためには、物流現場に適した運搬器具を採用し、スムーズに作業できる環境づくりが重要です。
台車では運搬できないと思っていた現場でも、対応可能な高機能台車によって解決できる可能性があります。

物流現場の作業効率に課題をお持ちの人は、ぜひ一度ジャロックまでお問い合わせください。



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ピッキング作業に最適な『ミニピックランナー』のご紹介


ピッキング台車_ミニピックランナー

脚立+台車がセットになり、高いところのピッキングも安全に効率よく行える「ミニピックランナー」をご紹介します。


ミニピックランナーの特徴


●     脚立と台車がセットになったステップ台車
●     「車輪ストッパー」と「踏み出しストッパー」の2つの安全機能
●     静音キャスターを採用し、走行音が気にならず軽い押し心地で運搬可能
●     グレータイヤ採用で床に走行跡が付きにくい


ミニピックランナーと脚立を使用したときの、安全性と作業効率について比較しました。



ミニピックランナー
脚立
安全性

・ステップ幅が140mmと広い

・手すり付き

・荷物を荷台に置いてから昇降可能



⇒安全性が高い

・ステップ幅が40~70mmと狭く、バランスを崩しやすい

・掴まる場所がない

・荷物を持ったまま昇降する必要がある


⇒危険な場合がある

作業効率

・台車と一緒に脚立を持ち歩く必要がない

・2段の棚板で効率よくピッキングが可能



⇒作業効率がよい

・高い場所のピッキング時に脚立を持ち歩く必要がある

・通路に脚立を放置し、作業者の往来を妨げる恐れ



⇒ピッキング作業には非効率


限られたスペースで安全に効率よくピッキング作業をするために、ミニピックランナーの導入がおすすめです。

ジャロックでは、ショールームでミニピックランナーの見学が可能です。
ぜひ一度、お問い合わせください。


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ミニピックランナーをオンラインストアで購入する





 

運搬作業に最適な『キャリーランナーNEO』メッシュカゴタイプのご紹介

衝撃を吸収し、凸凹道や雪道でも安定走行が可能な『キャリーランナーNEO』。その中でも高さのある搬送物に最適な「メッシュカゴタイプ」をご紹介します。


キャリーランナーNEO(メッシュカゴタイプ)の特徴


●     独自開発のクローラーが衝撃を吸収・分散し、台車の揺れを大幅に軽減

●     制振性はそのままに、カゴ台車で高さのある荷物に対応

●     5cmの段差も乗り越えて走行可能

●     特許取得済み(特許第6274695号「トラックロール式搬送台車」として)


『キャリーランナーNEO』はジャロック独自開発の走行時における衝撃を吸収・分散する台車です。

通常の台車で段差を無理に乗り越えようとすると、車輪が段差にぶつかった衝撃で荷物がはね上がり、台車から落下してしまう恐れがあるため危険です。

キャリーランナーNEOは、凸凹道や段差のある場所でも衝撃を吸収し、運搬中の荷物が揺れにより落下するのを防ぎます。

また、衝撃により故障や破損しやすい精密機器や医療器具、楽器の運搬にも適しており、物流現場だけでなく工場や自衛隊駐屯地、音楽大学等でも活躍しています。


以下のような物流現場におすすめです。


・ 段差が多く、台車で荷物を運搬できないルートがある

・ 凸凹道で台車から荷物を落下させる事故が発生している

・精密機器や、生鮮食品などのデリケートな商品の運搬を手作業で行っている


  

このような課題をお持ちの物流現場担当者様は、ぜひ一度ジャロックへお問い合わせください。 


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キャリーランナーNEO(メッシュカゴタイプ)をオンラインストアで購入する

 

 


まとめ:物流現場に適した運搬器具を導入すれば、安全性と作業効率が向上する



物流現場が抱える安全性と作業効率の課題を解消するには、それぞれの現場に適した運搬器具の採用が有効です。

ジャロックのミニピックランナーおよびキャリーランナーNEOで解消できる安全性と作業効率の課題を以下にまとめます。


ミニピックランナー


ステップ幅が広い手すり付きの脚立で、安全性を保って高所ピッキングが可能
脚立を持ち歩く必要がなく、省スペースでピッキング効率アップ



キャリーランナーNEO(メッシュカゴタイプ)

・ 凸凹道でも衝撃を吸収し、台車の揺れによる荷物の落下を防止

・キャスターが足を取られ、運搬不可だったルートも走行可能

・高さのある荷物に対応

・多くの荷物を一度で運搬可能

・積み上げた荷物でも荷崩れすることなく運搬可能



このほかにも、ジャロックでは物流現場のさまざまな課題解決を可能にする運搬器具を展開しています。


安全性・作業効率に課題をお持ちの担当者様は、ぜひ一度ジャロックへお問い合わせください。



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