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NICO製作体験記① 構想~ポンチ絵作成まで

※本記事は、2020年12月14日に公開した内容の再掲載です。

工場や倉庫、農業分野などあらゆる生産現場の“カイゼン”ツールを創り出すことが出来るパイプ&ジョイントシステム『NICOシリーズ』。

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目次[非表示]

  1. 1.何を作るか?
  2. 2.「4S」とは?
  3. 3.構想
  4. 4.ポンチ絵作成
  5. 5.見積り依頼
  6. 6.次回予告


ジャロックの新人2名、神田と小杉がお客様の立場になり構想から組立てまで実際に体験し、数回に分けてレポートします。今回は神田がお送りいたします。

NICOシリーズの組み立て経験がない私たちでも完成出来るのか?
ワクワクと不安の連載がスタートいたします!



何を作るか?

何を作るか考えている時、ロッカーの上に荷物が多くてごちゃごちゃしていることを思い出しました。

備品を管理している総務部に確認したところ、置き場所が無くて困っているとのこと。
これらの荷物を保管できる簡易的なラックを作れないか…?


ラックの設置場所を探していると、こんなスペースを発見。

掃除用具入れの上部空間が空いている…!このスペースにラックを設置できないか?


この掃除用具入れをよく見てみると、掃除道具がかなり乱雑に入れられています。

普段このフロアの掃除を行っている社員に聞いてみたところ、「取り出しづらい」「掃除機が収まっていないので邪魔」といった声が上がりました。
この掃除用具入れは、10年ほど前にNICOシリーズで作られたものですが、入れるものや数が変わったことで現在のニーズとは異なるものとなっていました。



「4S」とは?

突然ですが皆さんは「4S」という言葉をご存じでしょうか?
「4S」とは整理・整頓・清掃・清潔のことで、ジャロックでは入社時にこれの重要性を教わります。
実際に毎朝全社員で各フロアの清掃、帰宅時は机の上を片付けるなどを徹底している…のですが、ロッカールームの奥がこのようになっているとは…。
ラックを販売し、現場の“カイゼン”や4Sをお手伝いする企業として、これはこのままにしておけない!

そこで、上部空間を活かして、荷物と掃除用具を立体的に保管できるアイテムを作れないか?と考えました。

このような流れで今回のNICO製作体験記は「掃除用具入れ兼物置きラック」を作ることに決定しました!



構想

作るものが決定したので、今度は具体的にどう改善したいか?などの情報を明確化していきます。
今回の要望は以下の通り。

①形の異なる掃除機3台をはみ出さずに収納したい。
②モップ類を5~6本収納したい。
③掃除道具は毎日使うものなので取り出しやすくしたい。
④段ボールなどの荷物を2~3箱置けるようにしたい。
⑤荷物を置く台は身長の低い人でも届くように高すぎないほうがいい。


この情報をもとに、さらに完成形のイメージを固めていきます。

・掃除機は重いので、独立させてキャスターを付けて引き出せるようにしたら良いのでは?
・モップを入れる場所はもっと少ないスペースで済むのでは?

イメージが固まってきたので、次は完成形のラフ絵を描いていきます。



ポンチ絵作成

NICO製作体験記をお届けする筆者を含む2名で、上の「ラック部分」と下の「掃除用具入れ」のラフ絵をそれぞれ分担して描いてみました。
ラフ絵は「ポンチ絵」とも呼ばれ、工業製品の設計図の前段階として描かれるイメージ図という意味を持っています。

実際に描いたポンチ絵がこちら。


製作するNICOアイテムの設置場所がロッカーと壁の間という限られたスペースなので、内寸をメジャーで測り書きこんでいます。
実際にポンチ絵を描き具体的な数値も入れることで分かってくることも多くありました。
その一つが、上と下で2つのアイテムに分けると、クリアランス(=隙間)が必要になり、掃除用具入れの大きさがかなり小さくなってしまうことでした。
これでは要望にある「掃除機をはみ出さずに収納する」が実現できなくなってしまいます。
そのため、上と下のアイテムを1つにまとめたものをもう一度考えてみました。


それがこちら。


ラック部分と掃除用具入れを一体化させることで、無駄なクリアランスをなくし、限られたスペースを最大限活かせる形になったのではないでしょうか。
先ほどのポンチ絵と異なり、今回のはグリッドが引かれていて何やら本格的に見えませんか?
実はこれ、NICOシリーズの全ラインナップが掲載されている『NICOカタログ』の最後の方にある「お見積もり依頼書」というページを使用しています。

会社名、ご担当者名、連絡先などの情報記入欄とイメージ図の描写スペースがあり、ここにイメージを描いてFAXで送信いただくとお見積もりが出来るページとなっています。
イメージを立体的に描きやすいように三方向の線でグリッドが引かれており、絵心のない私でも簡単にポンチ絵を描くことが出来ました!



見積り依頼


ポンチ絵が描けたら費用感を知るために見積り依頼をします。以下の方法でご連絡ください。
(図面作成サービスも承っております。ご希望の方はご連絡時にその旨をお伝えください。)

①弊社のお問い合わせフォームにポンチ絵を添付していただく。
②ポンチ絵をFAXで送付していただく。
③電話でお問い合わせいただく。

イメージが具体的に出来ていない場合や、ポンチ絵が描けない場合でも、お客様と一緒にイメージを練り上げて具体化していきますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム:https://www.jaroc.com/contact
FAX:03-5330-7050
フリーダイヤル:0120-70-3810(受付時間:平日9時~18時)

これで図面の作成依頼が完了しました!



次回予告

今回のNICO製作体験記はここまでとなります。
設計に関して素人である私たちが作成したポンチ絵が一体どのような図面になるのか?
プロの視点から様々な提案を行い、違う形状のものが出来上がる可能性もあります…。

次回は図面を受領して以降の様子をお届けする予定ですので、更新を楽しみにお待ちください!

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